頼まれたら断れない心理になりやすいのは、理由がある可能性が高いです。でもいつも断れないままでいると、自分自身が辛くなってしまう時もありますよね。
これから親しくなりたい相手だからこそ、自分の気持ちをきちんと伝えるのも必要です。今回は頼まれたら断れない心理について、詳しくお伝えしていきましょう。
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頼まれたら断れない心理になる理由
頼まれたら断れない心理になるのは、どのような理由があるのでしょうか。いくつかの例について見ていきましょう。
嫌われたくない
相手から嫌われたくないという思いが強くなると、頼まれると断れない心理になりやすいです。
断って嫌われたとしても構わない相手になら、普通に「ごめんね。今日はちょっと用事があるので」と言えるかもしれません。
でも頼んできた人に対して好意があるとしたら、嫌われたくないので無理をしてしまうのでしょう。
結果としていつ頼んでもOKしてくれると、相手から思われてしまうケースもあるのです。
性格がいいと思われたい
頼んだ時に機嫌よく応じてくれると、性格がいいように思われる場合も。できればこう思われたい気持ちがあるので、断らないようにしているのです。
もし性格が悪いと思われると嫌なので、自分を演じている可能性もあるでしょう。本当は嫌だな…と思っていても、顔に出さないようにしていることも。
そしてあまり大変なことではないと思うと「いいですよ。やっておきます」と言ってしまう場面もあるのです。
頼まれなくなるのが怖い
もし断ってしまうと「あの人に頼んでも無駄」のように思われてしまうかもしれません。そうなりたくないので、断らないようにしている場合もあるのです。
実際に頼まれるのは、自分を信じてくれているから。この相手を裏切るようなことをしたくないと思う気持ちもあるでしょう。
でも普段から頼まれたことに対してきちんと受けるようにしていると、今後はこの状態がどんどんエスカレートしていく場合が多いのです。
頼まれたら断れない心理になりやすい人の特徴
頼まれたら断れない心理になることが多い人には、共通する性格や特徴があります。そのタイプについてもお伝えしていきましょう。
お人よし
相手に対して断れないのは、お人よしの性格が関係しています。自分さえ耐えればいい、努力をすれば喜んでもらえると思っているのでしょう。
でも本当は自分にも用事があって、余裕がない時もありますよね。このような時でも断れないとしたら、結果として自分を大切にすることができない場合も。
できれば自分を大切にすることを一番に考えて、余裕があると感じる内容に対してはOKするようにした方がよいケースもあるのです。
「あの人はお人よしだな」と思うと、都合よく利用してこようとする人もいるでしょう。
人のペースを優先する
自分のペースよりも人のペースを優先しようとする人は、頼まれたら断れない心理になりやすいです。
相手が望んでいるのだから仕方がないと思っているのでしょう。でも相手のペースばかり優先していると、自分が苦しくなってしまうこともあるのです。
自分にとっては余裕がないのに、平気なように見せる場面もあるかもしれません。ところが後から疲れを感じて、辛くなってしまうのは避けるようにしたいですよね。
自分に自信が持てない
自分に対して自信が持てないので、結果として人の言いなりになりやすいのです。このため頼まれたら断れない心理になりやすいのでしょう。
もし自信が持てたとしたら、無理なことは無理だと言いやすくなるもの。でも自分に対して自信が持てないままでは、我慢したり耐えたりしてしまうのです。
そうならないようにするためには、できれば自分磨きをしていくようにしたいですね。内面でも外見でもよいので、レベルアップを目指すようにしていくことが必要になるでしょう。
頼まれたら断れない心理になった時には
頼まれたら断れない心理になり、このままでいいのか悩む時もありますよね。このような時の行動の仕方について見ていきましょう。
時には断る勇気を持つ
普段は頼まれたらOKするようにしているとしても、時には断る勇気を持つようにしてみましょう。
一度でもそれができると、これからは必要以上に頼られることがなくなるのです。そして無理な時はちゃんと言ってくれる人だと、相手から信頼されるケースもあるでしょう。
本当は無理をしているのかもと思いながらも、頼んでしまう相手もいるのです。自分に余裕がないので、助けてほしいと考えているのでしょう。
でもこちらにもさほど余裕がないケースもありますよね。この時には伝えるようにして、断る勇気を持つようにしましょう。
相手に相談をしてみる
希望を聞いたとしても、その通りには難しいと思う時もあるでしょう。でも少し調整をすれば可能になる頼みごとがある場合も。
このような時にはできれば相手と相談をするようにしたいですね。少し話すようにしてみると、ここまでは引き受けられるけれどここからは難しいなどの思いを伝えることができるかもしれません。
相談をすることにより、相手との関係性がよくなる場合もあるのです。相手が異性だとしたら、これにより「この人とは何でも相談をして進めていけそう」とよい印象を与えられるようになるかもしれません。
自分のペースも大切にする
自分のペースについて大切にすることができれば、これから先にも穏やかな気持ちで過ごしやすくなります。
相手のペースについても把握をすることは必要でしょう。でも自分の思いや考えなどを伝えずに、相手を優先するのはあまりよい状態とは言えないのです。
やりとりがしやすくて楽な存在だと想われたとしても、こちらにとっては辛い思いをする時もあるでしょう。
頼まれたら断れない心理のままでいるとどうなる?
頼まれたら断れない心理のまま、相手と接していくようにすると関係がよくなると思い込んでいる人もいます。
でもそうではなく段々と距離ができてしまうケースもあるでしょう。このため相手とのやりとりの中で頼まれるような場面でいつも頷くのではなく、状態によっては難しいと感じると伝えるようにする必要があります。思うことを伝え合える関係性が、本来は一番理想的と言えるでしょう。