あら探しをする心理については、理解したくても難しいと感じるもの。親しくなりたいと思い相手が、あら探しをしてきた時には「仲良くなれないかもしれない…」と感じますよね。
今回は、あら探しをする心理に隠れた思いについて、知っていきましょう。
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あら探しをする心理とは
あら探しをする心理には、様々なものがあります。その中でも実際に当てはまるものがあるのかを見てみましょう。
優越感を持ちたい
相手に対して優越感を持ちたいと思うと、あら探しをする心理が働きます。少しでも相手よりも優位に立ちたい、こう思うのであら探しをしてくるのでしょう。
つまりは、相手はこちらの行動や態度に対して怯えている可能性があるのです。この人よりも優位に立てる方法はないだろうか…と思うので、あら探しをしてくる。
ということは、元々負けている気持ちがあるのです。でもこれ以上は負けたくない、できれば勝ちたいと思っているので、あら探しをする心理に。
でもいきなり、これをされた側としては不快な気持ちになりますよね。「この人は、何をしたいのだろう…」と不思議に思うかもしれません。
仕方がないと思いやり取りを続けるか、できるだけ距離を置くかは自分の状態次第でもあるでしょう。
自分を認められない
自分を認められない人も、相手に対してあら探しをする心理になりやすいです。相手のあら探しをして、何かを見つけた時に安心感を持つケースもあるでしょう。
人に認めてもらえない、そして自分で自分を認められないのである意味辛い状態と言えるのです。
でもこれを隠したい思いがあるので、表面的には自分を認められない人だとは分からないでしょう。
堂々とした振る舞いをしていながらも、メンタルは弱い可能性もあるのです。自分を認められない思いを、相手に対してぶつけてきている状態と言えるでしょう。
親しくなれるきっかけ探し
どのようにすれば親しくなれるのだろう…と思い、あら探しをしてくる人もいます。仲良くなる方法が分からないので、悩む気持ちもあるでしょう。
どうすれば相手と親しくなれるのだろうと思った時に、自分でも無意識にあら探しをしてしまうのです。
そして、相手にこれを伝えると「細かいことまで言ってくる人だな…」と不快に思われてしまうでしょう。
仲良くなれるきっかけにはならないのです。でも相手が明らかに不快な表情をしない限りは、これにより近づけたと思い込む人もいるでしょう。
自分の伝えた内容により、相手がどう思うのかまで考える余裕がないのです。あまりあら探しばかりしてくる人には「何か言いたいことがあるの?」とストレートに聞いてみるのもひとつの方法でしょう。
立場的にできそうなら、ストレートに聞いてしまった方が相手の本音が分かるので、気持ちも楽になるはずです。
コンプレックスがある
自分にコンプレックスがあるから、相手のことがとても気になるのです。相手にも何かコンプレックスがあるはず…と思い、あら探しをしてくる人もいるでしょう。
必ず人にはコンプレックスがあると思いこんでいる人は、今悩んでいるのは自分だけではないと思いたいのです。
そして、できれば同じ思いを共有したいと考えているのでしょう。女性が男性に対してあら探しをしてきた時には、相手の弱い面などを自分だけが知りたい気持ちもあります。
男性が女性に対してあら探しをしてくる時には、これについて指摘をして親しくなろうとするケースもあるでしょう。
こちらにとっては迷惑なことでも、相手にとっては近づくための手段になっている場合があるのです。
あら探しをしやすいタイプ
あら探しをしやすいのは、どういうタイプの人なのでしょうか。こういうタイプが身近にいるとしたら、気を付けるようにしておきたいですね。
質問が多いタイプ
人に対して色々と質問をしてくるのは、こちらに対して興味があるから。でもこの答えに対して、突っ込める場所はないかと探している場合もあるのです。
質問をいくつもされると、答えにくいものも出てきますよね。これについて、相手はわざと深く質問をしてくるのです。
質問をしているうちに、必ずそういう面が見てくるはずだと考えているのでしょう。そしてこちらが慌てているところを見て、嬉しいと思うようなタイプもいます。
普通の感覚では理解できないことでも、相手にとってはこれが習慣になっているケースもあるでしょう。習慣になっている人は、なかなか直らない場合が多いのです。
細やかだと思ってほしいタイプ
こちらにとっては、あら探しとしか思えないとしても、相手としては「細かいところにまで気が付く人」と思ってほしい気持ちがあるのかもしれません。
女性があら探しをしてくるとしたら、心の中では「細やかな心遣いができる」と自分で思っている場合もあるのです。
人から見ると、あら探しにしか見えないとしても、自分ではそうは思っていないのでしょう。これをすると喜ばれると思いこんでいるので、これからも続けようと考えているのです。
でも何度もあら探しをされると、とても嫌なものですよね。「あまり気を使ってくれなくていいよ」と相手にさりげなく言うのも、相手を遠ざける方法のひとつです。
自分のペースを守りたい
自分のペースでやり取りをしたいので、あら探しをして弱い面を知っておこうとするタイプもいるでしょう。こういう人に対しては、相手のペースに巻き込まれないようにしたいところ。
相手のペースに巻き込まれてしまうと、結果としてとても疲れてしまうのです。相手は満足かもしれませんが、こちらは不愉快な思いをするでしょう。
自分のペースを守りたいから、相手のあら探しをする人は本来、相手の存在に対してライバル心を持っています。これは相手が同性でも異性でも同じでしょう。
あら探しをする心理の人に出会ったのなら
あら探しをする心理の人に出会った時には、慌てずに穏やかに対応をするようにしましょう。相手はこちらが動揺をするのを喜んでいる可能性があります。
ここで慌ててしまっては、相手の思うツボ。そう考えるとできるだけ穏やかに接して、余裕のある面を見せるようにすると、相手もあら探しをしても無駄だと思うようになってくるでしょう。