罪悪感の心理については、何らかの思いが関係しているものです。普段から罪悪感を持ちやすい人は、疲れてしまうこともあるでしょう。
今回は、罪悪感の心理について一緒に見ていきますね。
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罪悪感の心理について
罪悪感の心理には、どのようなものがあるのかについて、いくつかのものをお伝えしていきましょう。
自分を認められない
自分を認めることができないと、罪悪感の心理につながりやすいです。自分を認めることが出来ている人は、何か出来事が起きても罪悪感を持ちにくいでしょう。
でも自分を認められないので、結果として罪悪感を持ってしまう人もいるのです。できればそうなりたくないと思っても、自分ではどうしようもないケースも。
自分を認めるためには、普段の努力について認めるところから始めてみましょう。自分は普段から頑張っていると思えると、自然に自分を認めやすくなるのです。
自分を好きになれない
自分を好きになれない人は、案外多いですよね。自分を好きな人は自信もあるので、罪悪感を持ちにくいでしょう。
でも自分を好きになれないと、自分の責任だと思い込んでしまい罪悪感の心理になりやすいのです。
自分の全てを好きになるのは難しいもの。でも好きな部分については、きっと見つけられるはずです。
好きな部分を見つけることができると、とても嬉しくなり自信につながっていくのです。今後も好きな部分を増やそうと思えてくるでしょう。こうなると、あまり罪悪感を持たなくなってくるのです。
周りが気になる
周りのことを気にしすぎる人は、罪悪感の心理になりやすいです。周りが自分を責めているように思い込んでしまい、辛くなるケースもあるでしょう。
自分は自分で考えて行動をしている、周りをあまり気にしないでおこうと思えるようになると、かなり楽になるもの。
でも周りを気にしすぎてしまうと、うまく行動に移せなくなってしまうのです。そういう自分に対しても、罪悪感を持つ時があるかもしれません。
周りが自分をどう評価しているのか、気にしてしまうと自分らしさを見失うケースは多いでしょう。
できれば周りのことをあまり気にしないようにして、穏やかに過ごすようにしたいですね。
怒られるのを避けたい
怒られるのをとても怖がる人も、罪悪感の心理になりやすいでしょう。そのため、できるだけ人に対して良い返事をしてしまうのです。
そうしなければ、相手から怒られてしまう…と不安に感じるのでしょう。悪いことをしていないと思っていても、相手を怒らせるよりはマシだと思いすぐに謝る人もいます。
罪悪感を持たなくてもよい場面でも、つい持ってしまうのは怒られるのを人一倍恐れるためでもあるでしょう。
人との争いを避けたい平和主義だからこそ、罪悪感を自分に持ってしまう場合もあるのです。
罪悪感の心理を持ちやすい人
罪悪感の心理を持ちやすいのは、どのような人なのでしょうか。性格やタイプについて見ていきましょう。
完璧主義の人
完璧でなければいけないと思うので、うまくいかないと罪悪感を持ってしまうのです。全てが完璧にいかないと、落ち着けないと感じるのでしょう。
でもあまり完璧について執着してしまうと、結果としてとても疲れてしまうので、ほどほどのところで満足できるようになりたいですよね。
自分で自分を苦しめるリスクもあるので、完璧でなければいけないと思わずに、この程度でいいと自分に対して、もう少し肩の力を抜くようにしてみましょう。
気が弱い人
気が弱い人も、人のせいにすることはなく罪悪感を持ちやすいのです。気が弱いと言われる時もあれば、人から優しいと思われる時もあるでしょう。
実際にただ気が弱いだけではなく、人に対して優しすぎるので明らかに相手が悪いような場合でも、自責の念をもってしまうのです。
自分に非がなくても、非があるように感じて罪悪感をもつのでしょう。自分を大切にするように意識をして、本当に非があるかどうかを考えてみるようにしてみると、気持ちが楽になるかもしれません。自分には非はなく、思い込みだったと気が付く場合もあるのです。
我慢をする性格
人よりも我慢をしやすい性格なので、罪悪感の心理を持つ時もあります。他の人なら、相手に対して不平や不満をぶつけるような場面でも、我慢をするケースもあるでしょう。
我慢をすると、周りがうまくいくのなら…と思い耐える性格なのです。結果として我慢をしてしまい、人に譲るような場面もあるでしょう。
「もっと堂々としてもいいのに…」と周りから思われることがあるかもしれません。我慢をする性格の人は、我慢強いという長所もありますが、それが短所になってしまう時も。
我慢をしすぎて、自分で自分を苦しめてしまうという点では、それが短所に変わるケースもあるのです。
罪悪感の心理を持つ人に出会った時には
罪悪感の心理を持ちやすい人に、出会う可能性もあるでしょう。そのような時には、どう対応をすれば良いのでしょうか。対応の仕方について、お伝えしていきましょう。
相手とよく話すようにする
話をすればするほど、相手が誤解をしていたと分かるケースもあります。話さないままでいると、相手はずっと罪悪感を持ったままに。
できるだけ話すようにすると、実は誤解だったと相手が分かり安堵をすることもあるのです。できれば話す時間を持つようにして、もっと相手の内面を知るようにしてみましょう。
本当は誰にも話せずに、一人で苦しんでいる可能性もあるのです。
大丈夫だと伝える
罪悪感を持たなくても大丈夫だと、伝えるようにしましょう。罪悪感を持つのが習慣のようになってしまうのは、大丈夫だと誰も言ってくれなかったのが原因の場合も。
でも伝えるようにすると、相手が「罪悪感を持たなくてもいいんだ」と分かるので、穏やかな気持ちになれるのです。相手を守る気持ちになり、伝えるようにしてみましょう。
思い遣りを持つことが必要
罪悪感の心理を持つ人に対しては、思い遣りを持って接するようにしましょう。思い遣りが伝われば、相手はもっと気持ちが楽になるはずです。
ありのままの自分でいてもいいと思うと、これから先のやり取りが楽になり関係も良いものになってくるでしょう。