ベタ褒めする心理には、表面だけでは見えてこない本音が関係している場合があります。こちらが恐縮するほど、ベタ褒めしてくる人に出会う場面もありますよね。
今回はそんな時のために知っておきたい、ベタ褒めする心理について詳しくお伝えしていきましょう。
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ベタ褒めする人の心理について
ベタ褒めする心理には理由があることがほとんどです。相手の態度や言葉だけではなく、心の底に隠されたものもイメージしてみましょう。
恋愛感情がある
好きな人の持ち物が素晴らしく見える、やることがすべて素敵に見えるという場面はよくありますよね。
恋愛感情のある相手なので、何をしても100点満点に見えるため特別な感情が態度に表れる時があるのでしょう。
意図的に褒めているわけではなく、本心で褒めているケースです。「綺麗な字ですね」「髪型がすごく似合っていますよ」と会話のたびに褒めてしまうのは、好きな部分をそのまま伝えているだけの場合もあるでしょう。
下に見ている
ベタ褒めする心理には、相手を下に見ていることもあります。態度だけでは判断できないので観察をすることも必要に。
他人に褒められると気分が良くなるのは当然、でも悪意があるのかどうかは言葉だけでは分からないですよね。
褒める人は自分の方が立場が上であることを、相手にアピールしているのです。「いい匂いの香水ですね」と褒める行為の裏には、「香水のことは自分の方が詳しい」という気持ちを持っている可能性もあるでしょう。
機嫌をとっている
ベタ褒めする心理には、機嫌をとっている場合もあるでしょう。喧嘩になりそうな相手をなだめる、または自分にとって有利な相手なので気に入ってもらうために褒めているケースがあります。
表面的な褒め方なのであまり心がこもっていないと感じる時も。やりすぎる傾向があるので、褒められる側も不自然だと気づくでしょう。
わざと他人が聞こえるような大声で褒める場面もあり、褒め方が上手とはいえないタイプかもしれません。
自分も褒められたい
友達にジュースを買ってもらったらお返しをしたくなるように、嬉しいと感じる行為は自分からも相手のために何かしたくなるきっかけに。
ベタ褒めする心理は見返りを期待しているからでもあるのです。「相手を褒めれば自分もお返しに褒めてもらえる可能性がある」と思っているのでしょう。
褒められたい意識が強い人は、他人の視線を気にして暮らすのでとてもストレスが溜まってしまう場合もあるのです。
距離感がある人
仲の良い友達ならストレートに気持ちを言えますが、距離感のある人だと感じると話題選びが大変な時も。
悪い印象を与えたくもないので、無難な話題のひとつとして相手を褒める場合があります。
「好きな色は青ですか?」と個人的な領域に入るよりも、「青のシャツが素敵ですね」と褒めた方が、適度な距離がありお互いに気が楽なもの。
職場の上司にネクタイがかっこいいと言うように、それほど親密ではない関係の可能性もあるでしょう。
八方美人
誰とでも仲良くしたいので、相手に敵対心を見せないようにとりあえずベタ褒めする心理になることも。
計算高い人に見られるケースもあるのですが、自分ではコミュニケーションのためにやっている思いがあるのでしょう。
他人から嫌われるのを不安に感じるタイプなので、本音ではなくても他人をすぐに褒める傾向があります。
でもそれだけでは関係性がよくならない場合もあるので、褒め方に気持ちがこもっていないケースもあるでしょう。
自分を褒める人を好きになる理由
ベタ褒めする心理にどのような理由があるとしても、褒めるという行為はとてもポジティブで人間関係を良好にする秘訣でしょう。
世の中には他人の良さを否定するネガティブなタイプもいますので、ベタ褒めする人は相手に好感度を与える可能性が高いのです。
特に異性の場合は、自分を褒める人に特別な感情を抱きやすくなるといわれていますのでその理由についてお伝えしていきますね。
欲求が満たされるから
自分を褒めてくれる人に特別な感情を持つのは、人間なら自然な感情かもしれません。でも感謝の気持ちだけではなく、次第に愛情へシフトされるケースもあります。
その理由は承認欲求が満たされるため。他人に評価されたり認められたりしたいのは誰もが持つ願望です。
異性が自分の良さを認めてくれると、ある種の欲求が満たされるので心理的に特別な感情が生まれやすいのです。
相手の好意が感じられる
褒められるという関係は相手の好意が感じられて、受け止め方によっては自分が特別扱いされた気持ちになる時もあるのです。
脈ありの人が好きな相手にアプローチする際に、過度に褒めることがありますよね。自分を受け入れてくれる人には自然と素直に接したくなるので、愛情も引き出しやすくなると言えるでしょう。
お返ししたい欲求が生まれる
他人に認められたいという欲求を満たすのは、一人では難しいもの。他人からの言葉や態度で、褒められたという実感がはじめて湧くでしょう。
素直に嬉しいと感じる好意的な他人の行為は、その人を同じように幸せにしたい願望へとつながるのです。
そんな気持ちの切り替えが、場合によっては恋愛感情へ結びつくこともあるでしょう。このため自分を褒めてくれる人を好きになる確率はとても高いのです。
社交辞令か好意のアピールか判断するコツ
褒めてくれる人だからと、短絡的に愛情を持つことはできないですよね。では社交辞令なのかそれともアプローチされているのかが分からない時は、次の判断ポイントを基準にしてみてください。
毎回褒めてくれる人
会うたびに何かと褒めてくれる人は、自分の存在を知ってもらいたいためにベタ褒めしている可能性があります。
振り向いてもらいたいための行為で、他の人が気づかないところも見つけてきて、大げさに感じるほど褒めてくれるでしょう。
毎回気分が良くなるようなコミュニケーションを意識してくれるのは、好意を寄せている証拠なのです。
他の人にも同じように褒める人
誰にでもベタ褒めする心理になる人は、恋愛感情がなく異性に喜んでもらいたいだけかもしれません。
とても優しい性格で誰からも好かれるタイプなので、恋愛感情との境目が見つけられないケースもあるでしょう。
でも友達として交流を深めることはできますので、まずはここから始めるようにしてみましょう。
褒めるだけで進展がない
ファッションセンスを褒めてくれる、仕事の完成度を褒めてくれるなど。自分のことをポジティブに理解してくれる存在も。
本命の場合は褒める行為からさらに進展を期待しているので「オススメしたいショップがあるので今度一緒に行きませんか」「好みの音楽見つけたのでLINEで教えようか」など、次のステップへとシフトしてくるでしょう。
ベタ褒めする心理の人に対しては内面を把握してみよう!
ベタ褒めする心理になる人は、丁寧な対人関係を心掛けていますので褒め返しにより次の展開を期待するのもよいでしょう。
悪口を言うよりも人を褒めてくれる人は、ポジティブ思考の可能性があります。その人の魅力を正しく理解して、今後の付き合い方に活かしていきたいですね。