物事をはっきり言う人の心理には、様々な思いが隠されています。ストレートな物言いは、表現したいことが相手に伝わりやすいメリットはありますが、時に厳しい口調となり敬遠されてしまう場合もあるでしょう。
では今回は、物事をはっきり言う人の心理について詳しくお伝えしていきますので、接する際に役立ててみてくださいね。
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物事をはっきり言う人の心理になる理由
物事をはっきり言う心理になるのは、どのような理由があることが多いのでしょうか。まずは考えられる理由について詳しく見ていきましょう。
自分の意見を主張したい
物事をはっきり言う人の心理になるのは、意見を主張したい思いが強いからです。自分の意見が正しいと確信を持っているため、臆することなく周囲に伝えられるのでしょう。
他者よりも正しいことが言える、革新的なことを提案できるという自信があるため、物事をはっきり言う人の心理になる場合も。「周囲から否定されるのではないか」という後ろ向きな考えは持たず、成功することをイメージしながら発言しています。
効率性を重視している
効率性を重視する人は、物事をはっきり言う人の心理になりやすいでしょう。遠回しな表現をすると、誤解が生じたり意思疎通に時間がかかったりするケースも多いもの。
相手を傷つけないためにオブラートに包んだ表現をするのは悪いことではありませんが、時間や手間がかかるのは確かですよね。これを避けたいと思う人は、物事をはっきり言う人の心理になる場合が多いです。変に気を回すより、わかりやすい表現でスムーズに意思疎通したいと思うタイプでしょう。
過去の経験が影響している
以前、気を遣って婉曲的な表現をした際に、思っていたような結果が得られなかったという人もいます。自分の伝え方が原因でトラブルが発生したり、「優柔不断」「わかりにくい」と責められたりした経験がある人も。
このような場合は、ストレートな言い方をしたほうが結果的に上手くいくと考え、物事をはっきり言う人の心理になることもあるでしょう。また、失敗経験はそれほどなくても、ハキハキとした口調で意見を主張したことで上手くいった経験が多い人も。
「リーダシップがある」「説得力がある」と評価されてきた場合は、今後もそのままの自分でいようと思うでしょう。
物事をはっきり言う心理になる人の特徴
相手を傷つけまいとして言いたいことを我慢する人もいる中で、自分の意見をストレートに主張する人にはどのような共通点があるのでしょうか。物事をはっきり言う心理になる人の特徴についても詳しくお伝えしていきましょう。
素直に感情を表現する
物事をはっきり言う心理になる人は、自分の感情を素直に表現します。喜怒哀楽をそのままの言葉や態度で表現するため、周囲からは「感情表現が豊かで楽しい人」と思われていることが多いでしょう。
ポジティブな感情は、ストレートに表現することで周囲まで明るく楽しい気持ちにさせてくれるもの。しかし悲しみや怒り、嫉妬心など、ネガティブな感情を露わにすることが多いと、次第に敬遠されて孤立してしまうリスクもあるかもしれません。
このため言いたいことがあっても、時には柔らかい表現に言い換える必要もあるといえるでしょう。
責任感が強い
責任感が強い人は、誤解やトラブルが生じることを避けようとする傾向にあります。自分の発言により周囲が混乱しないよう、なるべくわかりやすく伝えることを心がけているでしょう。
また、嘘や言い訳を嫌う真面目な性格であるとも考えられます。自分が失敗してしまった時は潔く認め、他者が間違ったことをしている時にも「それは違うよ」とはっきり指摘します。責任感や正義感が強い人は、物事をはっきり言う人の心理になりやすいでしょう。
白黒つけたいタイプ
物事をはっきり言う人は、白黒はっきりさせたがるのも特徴です。他者から何かを尋ねられた時に「どちらでもいい」「何でもいい」と言うのが苦手なので、はっきりと意見を述べるでしょう。
逆に自分が他者に問いかける時にも、曖昧な返事をされるとイライラしてしまい「はっきりしてよ」と責め立ててしまう場面もあるかもしれません。この場合は、物事をはっきり言う人同士のほうが上手くいくケースもよくあるでしょう。
物事をはっきり言う人と親しくなるコツ
大人しい人や繊細な人は、物事をはっきり言う人に苦手意識を持つ場合もありますよね。しかし接するコツを理解すれば案外スムーズにやりとりできることも多いため、無理せず自然に会話してみましょう。
相手の話をよく聞く
物事をはっきり言う人と親しくなるには、話をよく聞くことがとても大切です。直接的な表現に驚いたり傷ついたりする場面もあるかもしれませんが、言葉の裏には相手の本当の思いが隠されていることも。
そんな可能性を考慮したうえで、相手の話にきちんと耳を傾けるようにしたいですね。そして共感する姿勢を見せると、自然と親しくなれる場合もあるでしょう。
思いや考えを率直に伝える
物事をはっきり言う人は、相手にも同じものを求めることが多いです。このためなるべく端的な表現を用いてコミュニケーションをとるように心がけましょう。
意見を求められた時に言い淀んだり、答えを出さずに聞き返したりしていると、相手をイライラさせてしまう可能性があります。このため自分の意見に自信がなくても「○○だと思います」ときちんと言葉にして、思いや考えを理解してもらうようにしましょう。
具体的な表現をして誤解を防ぐ
誤解が生じるコミュニケーションは、トラブルの元になってしまうもの。それを避けるには、具体的な表現を心がけましょう。抽象的な表現ではなく、具体的な例を挙げて話すことで、より相手に伝わりやすくなります。
また、客観的な事実だけではなく「私は○○だと感じます」「△△と考えています」と主観的な表現を用いることで、相手に納得してもらいやすくなるでしょう。
物事をはっきり言う人の心理には様々なものがある!
物事をはっきり言う人の心理を知ると、思っていたより接しやすい相手とわかる場合もあるでしょう。一見厳格でどこか攻撃的な人にも見えますが、実は責任感が強かったりサバサバしていたりすることもよくあります。
このため相手のよいところに注目するよう意識しながら、お互いに素直な気持ちを伝え合う関係を目指していきたいですね。